バブル崩壊後、この業界もご多分にもれず打撃を受けました。40年の成長の後、初めて売り上げ減という事態に直面したのです。そこで起こったことは単なる価格競争と、規模拡大の抑制でした。売り上げが落ちたとは言っても、まだまだ今に比べると利益水準は高かったので、特に構造変化する必要がなかったのです。
1995年のウインドウズ95の発売も、業務のデジタル化をもたらしたものの、広告主への提案や、消費者との関係に変化を与えるものではありませんでした。
今考えるとここが1つの転機だったと思います。アナログ中心の提案からデジタル中心の提案へと組織が少しずつでも変わっていけば今のような惨状は少しは逃れられたかもしれません。ただ、それはコスト的に合わないのと、痛みを伴う変革になるので、先送りにされました。
そして、そうこうしているうちに今度は『ITバブル』という救世主が現れました。そこで始まるネット革命などには目もくれず、また古いビジネスモデルでの競争に明け暮れ、改革は後退してしまいます。
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