2010年11月28日日曜日

中国マーケティング どっちが本当なの?

昨日、日経ビジネス主催の中国関連セミナー(アジアセミナー)に行ってきました。日中関係が不安定な状況にも関わらず会場は満員で熱気にあふれていました。

どの講師の方のお話も実体験に基づいた貴重なものでしたが、ちょっと気になったこともありました。

ある飲食系の方は「中国人の富裕層は日本旅行のためにわざわざネットなど調べません。秘書が調べます。」とおっしゃいました。

そのすぐ後に講演した中国大手検索エンジンの方は「富裕層はみんなネットを利用しています。表敬訪問とかは時代遅れで、日本にいてネットでビジネスする時代です」とおっしゃいました。

これらは一見正反対のご意見のように見えますが、どちらも本当、というのが正解かと思います。確かに飲食系の情報までは富裕層は自分で調べないかもしれません。調べたとしても自由に日本国内で動けないうえ、はずしたら嫌ですから、ネットより口コミを信用するというのもうなずけます。

ただし、ホテルや観光地そのものの情報はどうでしょうか?事前に情報を調べたり、事後で写真を編集したりというのも旅行の楽しみの一環かと思います。

昨日のセミナーでもどなたかがおっしゃっていましたが、要は中国人に特有のマーケティングや接客というのはないのです。日本人の富裕層がどうであるか、あるいは世界的に見れば富裕層である普通の日本人、自分自身が海外旅行に行く際、どういう行動をとるのか、どういうサービスを受けたいのか、ということから類推すればそんなに大きく本質を見誤ることはありません。

また、そういう視点を持った情報源を複数持つことをお勧めします。同業の方の事例は確かに貴重ですが、上記の例のように立場によって意見が大きく左右されている可能性もあり、第三者的なコンサルタントの意見をぜひ活用していただきたいと思います。

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